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209.【9分で解説】天才の証明 中田敦彦 YouTube大学

2020-10-28
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中田 敦彦著『天才の証明』の評判
それは「自身の得意なフィールドで戦っていない」から。
会社の決めたルールで横一線に戦って、飛び抜けることは相当難しい。
現代の日本企業はあらゆる分野をそつなくこなせる人材が評価される。
しかしそのような人物は、特定分野に関して飛び抜けているわけではないからである。
しかし自分の得意分野だけで勝負できたらどうだろうか?
そのような誰しもが「天才」になれるヒントがこの本に散りばめられている。
以下の具体例を見ていこう。

・オリラジ田中の戦略〜漫才・大喜利はやらない〜
著者にとって、最大の強みはリズムネタ。
ラッスンゴレライをパックって絶賛されるほど。
しかしそれは以前のお笑いのスタンダートからは外れていた。
優れるのではなく、異なること(リズムネタを貫く)ことで、唯一無二の芸人として活躍できた。

・オリラジ藤森の戦略〜藤森は面白くない芸人だった!?〜
旧来の評価軸では、藤森に芸人としての才能はなかった。
しかし、社交的・特徴的な声・恵まれたルックスを武器に、チャラ男キャラとして開花していく。
「中身のない薄っぺらい男」という認識を「誰からも好かれる親しみやすいチャラ男」と見事に逆転させた。
全ての欠点は弱点の裏返しなのである。正しい努力とは、自身の才能が必要となるフィールドで戦うことである。
20代の頃から他を引き離して圧倒的に売れていたオリエンタルラジオ。
売れたのは偶然じゃない、その裏には中田敦彦の綿密な分析による勝算があった。

島田紳助の”紳竜の研究”の中で語られていた事と被ることも多いが、それはすなわち、売れる人間は常に自分を客観視して自分が世に出る為には何が必要か?を常に考えられている人間だということだろう。
自分に何が出来て、何が出来ないか、今世の中はどう流れていっているか。。。まさに”XとYの公式” それを自分で見つけることが出来ない限り世に出る事は出来ないのであろう。
”天才”と一言で言ってもいろんな天才がいるけど、アッちゃんは物事を分析する天才だと思う。

これからも旧態然としたテレビのお笑いの世界に風穴を開けていって欲しい。
「中田敦彦」という人物が特別好きで、”この人の人生を知りたい人”にはオススメできます。

中田敦彦にはYouTubeではお世話になっていますが、正直この本にはガックリきました。
すべてが「自分語り」なのです。語る為に書かれた本なのだとさえ感じられます。第一章までは耐えましたが、二章からも変わらないテンポで自己分析ばかり連なっており、読むのが苦痛でした。

唯一よかったのは、数ある小タイトルにはグッとくる文言が多かったことです。
よってこの本は「目次」だけ写真を撮ってすぐ売っぱらってしまうのが正しい読み方になります…笑