あなたにピッタリな一冊が見つかるWEBメディア【書評王】

【アマゾン1人勝ち時代①】コロナ後はアマゾンが世界経済を埋め尽くす(bezonomics)

2020-12-05
244View
ブライアン・デュメイン著『アマゾン化する未来 ベゾノミクスが世界を埋め尽くす』の評判
本書のPR文には【「〇〇業界のアマゾン」に埋め尽くされる世界を予言する書】とありますが、構成をみてもわかるように、世界を予言するほどの内容は描かれていません。

どちらかと言えば、ベゾス氏がアマゾンでどんなことを行ってきて、コロナによってそれがどのような変化をして、さらにウィズコロナ戦略でどのような未来を描いているのか…という内容のように思いました。

ビジネスジャーナリストの方が書かれた、ここ10年間の史実とこれから5年先くらいの未来予測をまとめたビジネスノンフィクション作品というような感じでした。

原作が出版されてから5か月ほどが経っているため、著者の最近の記事なども見てみましたが、基本的にはアマゾンを含めた各取材先に好意的な記事が多いように思われました。(否定的なことを書いて取材拒否されないようにでしょうか…?)

「ジェフ・ベゾスが発明したビジネスモデル(ベゾノミクス)はデジタル技術とともに拡散する。競争のルールをハッキングして生き残れ!」とありますが、これは資本力とトップの強硬な決断力、行動力がなければなかなか難しいことでしょうね…。

日本で同じようにハッキングできる経営者の方は誰なのか、気になるところですね・・・!

PS:本タイトルに沿って、必要な項目だけをギュッと絞ってまとめてくれたほうが良かったですね。
原題のサブタイトルである“How Amazon Is Changing Our Lives and What the World’s Best Companies Are Learning from It.”が、本書の内容とテーマを的確に表現している。前半のアマゾンが我々の生活を大きく変えていることは論を待たないが、後半の他の企業がそこから何を学び、どのように対処しようとしているかということが、日本語のタイトルである、「アマゾン化する未来」を(企業として)どう生き抜くか、という処につながっている。

Bezonomicsとは、「ベゾスの経済学」ということになるが、アマゾンが成長して来た「フライホイール」(コストを下げることで、顧客が増え、それが小売り業者を引き寄せ、売上高を増やすことによりコストが下がる、という好循環)にAIとデータ活用を加えた「AIフライホイール」がますますアマゾンの成長を加速して来たが、DXはアマゾン以外の企業にも同様の機会を与えている。

小売りのECから始まったアマゾンは既にメディア、クラウド、物流などに多角化しているが、医療、銀行、広告など、更にそのビジネス領域を拡げようとしており、それらの業界は「アマゾン化」することで一変する可能性を秘めている。
アマゾンの影響力が大きくなり過ぎていること、データ活用などの優位性が競争を阻害しているとして、独禁法違反の可能性も指摘され、解体される可能性も含めて、アマゾンから目が離せない状況は続く。
まだ、全部読んでいないので読み終えたら感想を書きます。
もう暫くお待ちください。と言うより、気になる人は読んだ方が早いかもです。